中学生の女子からのオススメ本
【2007年3月】今回は中学生の女子からのオススメ本紹介です!
僕の生きる道
橋部敦子/著 角川書店
これはドラマのノベライズ本なのですが、私が読んできた本の中でもいろいろな事を考えさせられる本だなと思いました。内容は、草なぎ剛演じる中村秀雄という28歳の進学校の教師が突然余命一年と宣告され、一時は失望するが主治医から「きみに死ぬ権利はない」と言われ、今を大切に生きようと思い直すようになる。憧れの矢田亜希子演じる秋本みどりに結婚する前に言い出せなかったことも告げて、ふたりは結婚するのですが、合唱コンクールの会場で卒業式とお別れ会の予定をたてていた時、秀雄は「砂肝」という言葉を最期に永遠の眠りについてしまうのです。自分がもし余命一年だったらこんなふうになれただろうか、限られた時間の中でいろいろな事を見つめ直し、仕事・恋愛・やりたい事をやり、満足のいく死をむかえられるのか…私はきっとこんな気持ちにはなれないだろうと思います。あなたも実感してください。あと一年の余命宣告を…。
(中学三年 女子)
チェルシー
桜井亜美/著 講談社
17歳、死にたい歴10年。ネット掲示板「メビウスゼロ」に書き込みをする少女・チェルシー。その掲示板では、集団自殺旅行『フェアウェル・ツアー』が計画されていた。そして、チェルシー、ポッキー、プリッツ、ハイジの4人は富士の樹海を目指す。
(中学 女子)
涼宮ハルヒの憂鬱
谷川 流/著 角川スニーカー文庫
自覚はしていないけれど“神様”の涼宮ハルヒに、主人公がまきこまれていく微妙に非日常の学園ストーリー。今回の話は、主人公“キョン”がハルヒと初めて出会うところからはじまります。
(中学三年 女子)
父よ母よ
吉村英夫/撰著 学陽書房
高校生が国語授業でつくった一行詩、「父よ母よ」が1994年2月NHK名古屋テレビで紹介されました。ユーモアたっぷりで面白く、父や母を鋭く批判をしながらも、愛情があふれており高校生ともなると親を実によく見ているのがわかる本です。
(中学三年 女子)
ひとりずもう
さくらももこ/絵と文 小学館
私がオススメする本は、さくらももこさんの『ひとりずもう』です。2005年の5月に小学館から発売されたエッセイ本なのですが、さくらさんが中学生から高校生くらいまでのおもしろいエピソードをさくらさんのおなじみの絵と一緒に楽しむことができます。この本では16話のお話があり、ペットのインコの事、男子への想い、女子校での思い出、そしてさくらさんがデビューするまでの出来事などがあり、どれもさくらさんらしくて楽しいお話ばかりです。私からのオススメは、その中の4話目の「オシャレ」というお話。この時代ならではの物も出てきたりするので、なつかしさを覚える方もいるのではないでしょうか?
(中学一年 女子)