夏休みボランティアを体験した中高生のおすすめ本パート4
【2013年10月】 第4弾!夏休みボランティアを体験した中高生のおすすめ本をご紹介します!(所蔵情報はコメント作成時のものです)
新世界より 上巻
貴志祐介/著講談社文庫(2011年出版)
千年後の未来が舞台。そこでは科学文明は滅び、人類は呪力と呼ばれる超自然の力を持っている。人類はその呪力を文明の基盤として生活している。また、人間並の知能を持った「バケネズミ」など、千年という期間ではあり得ない進化を遂げた生物が生息している―。
緻密で重厚な世界観。骨格はSFですが、少年小説の瑞々しさや冒険小説のスリル、ミステリーやホラーの要素など、あらゆるジャンルの面白さを持っています。陰惨な場面を多々含みます。読む際はご注意を。
(高校2年男子)
※中・下巻も中央のみ所蔵。また、2008年刊行のハードカバー版(上・下巻)は、全館所蔵。
となりのトトロ ポエム版
中川李枝子/詩宮崎駿/絵徳間書店(1988年出版)
あなたはトトロを知っていますか?山奥で暮らしているかもしれないトトロ。ひょっとするとあなたのすぐ隣にいるかもしれません。
この本は、『となりのトトロ』の詩がたくさん載っています。皆に愛される親しみやすいキャラクターたちが、色鉛筆で描かれているのでとても心が温かくなりますよ。私もなんだか懐かしい気持ちになりました。皆さんもぜひ読んでください!ちなみに私のおすすめのキャラクターは中トトロです。
(高校1年女子)
星やどりの声
朝井リョウ/著角川書店(2011年出版)
海の見える町にある純喫茶“星やどり”。今は亡き父が残してくれた店を切り盛りしている母、そして長女・琴美、長男・光彦、二女・小春、三女・るり、二男・凌馬、三男・真歩の6人兄弟。騒がしくも平穏な毎日を過ごしていたが、ある日、父の命日に一つの事件が起きる。この本は全6話で構成されています。6人兄弟の視点で書かれています。それぞれの心情が綴られており、どんな人でも楽しんで読めると思いますが、特に家族について悩んでいる人や家族と何かあった人に是非オススメです。
(高校1年女子)
狼と香辛料 1巻
支倉凍砂/著文倉十/イラストアスキー・メディアワークス 電撃文庫(2006年出版)
行商人のロレンスはパスロエという村で不思議な少女・ホロと会う。ホロには狼の耳とシッポが生えており、自らをヨイツの賢狼ホロと名乗り、故郷へ行きたいのだと言う。ロレンスは共にヨイツを目指すことを決意する。そんな時、港町パッツィオで銀貨に関するもうけ話が持ち上がった。疑いながらも話に乗ることにしたロレンスは思わぬ騒動に巻き込まれてしまう。私はホロのわがままがエスカレートする所が好きです。そして、それを断れないロレンスもまた好きです。ちょっと難しい内容の本ですが、なかなか読みがいもあり、楽しいです。興味がある人は全巻読破を目指してみてはいかがでしょう?
(高校1年女子)
※全17巻。
シップ船長と くじら
角野栄子/作オームラ トモコ/絵偕成社(2008年出版)
ある日、チャチャ号の船長・シップさんが男の子にさかなつりのしょうぶにいどんだ。調子にのって、「くじらをつるぞ」なんていってしまった。もちろんえさは自分。くじらのえさになったシップ船長はどうなるのか。すごく面白い本です。ぜひ読んでみてください。
(高校1年女子)