女子中高生たちのおすすめ本
【2012年11月】 女子中高生たちが「本当に面白いですよ!」と言っておすすめしてくれた本をご紹介します。
はらぺこあおむし
エリック・カール/文・絵森比左志/訳偕成社(1976年出版)
たまごから生まれた”あおむし”は、おなかがペッコペコで、食べ物を探しに行きます。リンゴやナシ、スモモなどを次々と食べ、”あおむし”が成長していくお話です。
(高校1年女子)
人間失格
太宰治/著新潮文庫(1952年出版)
この本は、ひとの生きる意味を考えさせられる本です。
空腹というのが分からないとか、普通の人間だったら考えられないと思うようなこともあって、とても面白いです。
いつのまにか本の世界に引き込まれていってしまうような感じがします。内容は少し難しいかもしれませんが、
ページ数が多くはないので読みきることができると思います。
(高校1年女子)
ポイズン/毒 POIZON
赤川次郎/著集英社文庫(1984年出版)
その毒は無味無臭。そして透明。たった1、2滴で致死量。しかもその死はごく自然な心臓麻痺としか見えない。
そしてその毒は飲んでから24時間たたないと効果は表れない。だからアリバイがつくれる。
使っても絶対に疑われない、そんな毒がもし手に入ったら…新聞記者の男は…スターは…ホテルのボーイは…誰に何故使うのか?
スリルがあって、とても面白いです。つい、「この場面はこうかな」と想像しながら読んでしまいます。
面白いのでぜひ読んでみてください。クライマックスに注目ッ!!です。
(三中2年女子)
謎解きはディナーのあとで
東川篤哉/著小学館(2010年出版)
事件を解決できるかドキドキしました。いろんな事件があるのでとてもおもしろかったです。どんな事件でも解決しちゃうので、すごいと思いました。
(一中2年女子)
主人公 麗子の執事である影山という人が出てくるのですが、その人がとても毒舌で、その言葉がとてもおもしろいです。
(福生高校1年女子)
※2011年刊行の『~2』、大活字本1・2、2012年刊行の文庫版も所蔵しています。
少年陰陽師異邦の影を探しだせ
結城光流/著あさぎ桜/イラスト角川ビーンズ文庫(2001年出版)
時は平安。安倍晴明の末孫 安倍昌浩は、祖父をこえる陰陽師となるため、今日も妖怪退治に奮闘中。
異国から来た大妖 窮奇(きゅうき)との戦いを経て、昌浩が一人前の陰陽師へと成長していく物語。
(高校1年女子)
※2012年11月現在、シリーズのうち26冊のみ所蔵しています。