今年最後におすすめする本
【2010年12月】 今年最後におすすめする本です!
すきまのおともだちたち
江國香織/著白泉社(2005年出版)
はっと気づいたら、そこは「すきまの世界」だった。そこで出会ったのは一風変わった女の子とお皿。そんな2人(?)と主人公が一緒に時をすごす中での出会いや別れ…。これは、女の子と主人公の長い長い“友情”の物語―。
この本は絶対に「もう1回読みたい!」と思える本です。出てくるキャラクターが個性的なのと「すきまの世界」の風景がとっても良いです!ちょっとおかしな女の子と主人公の面白くて、心温まるストーリーです。
「すきまの世界」という変わらない時間・変わらない場所は、何かを教えてくれるような…そんなお話です。
(高校1年女子)
※2008年に出版された集英社文庫は、武蔵野台のみ所蔵。
ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
西尾維新/著竹/画講談社ノベルス(2003年出版)
研究モニターとして誘われた“戯言遣い”の ぼく。山奥で行われていた「死なない研究」…その研究所で、ぼく以外の全員が殺された?!そんな白熱の新青春エンタ。
『化物語』や『刀語』(どちらも図書館に所蔵あり)などで知られる西尾維新さんの作品で、少しグロテスクなシーンや難しい漢字などが含まれますが、死や運命について考えさせられる本です。最終的には意外な結末が待っていたりするので、ぜひ読んでみてください。
(高校1年女子)
透明人間
H.G.ウェルズ/作佐竹美保/絵雨沢泰/訳偕成社文庫(2003年出版)
透明人間―。文字通り透明な人間です。透明になった人間は、一見便利かもしれませんが…実はとても危険なことだったのです。透明人間はそのことに気づき、絶望して、暴れだします。そして最後に……。
(中学2年男子)
龍馬伝 Ⅰ
福田靖/作青木邦子/ノベライズ日本放送出版協会(2009年出版)
この作品を読んでみて、僕も以前は弱虫でどうしようもなかったな…と思い出しました。龍馬という人は、世界を変えるような大きなことを成し遂げるために生きているんだ!ということが伝わってきます。良い作品なので、読んだことのない人は絶対読んでみてください。お願いします。
(高校1年男子)
※全4巻
電車男
中野独人/著新潮社(2004年出版)
キター!
主人公の電車男が仲間に助けられながら、頑張る姿に勇気づけられる話で、とてもおもしろかった。
(高校1年男子)
※2007年出版の新潮文庫は、わかたけのみ所蔵。