ALL ノンフィクション!
【2015年4月】「ALL ノンフィクション!」
皆さんは、どんなジャンルの本が好きですか?
今回は、初のALL ノンフィクション!と銘打ち、紹介させていただきます!
これをきっかけに、興味を持っていただけたら嬉しいです。
お客さまはぬいぐるみ 夢を届けるウナギトラベル物語
東園絵・斉藤真紀子/著 飛鳥新社(2014年)
自分の、大切なあの人の代わりにぬいぐるみに旅をさせる実在のツアー会社「ウナギトラベル」。
「甘えん坊の息子が自立しますように…」「亡くなった母の代わりに…」等、ぬいぐるみの旅の参加を希望する人々の願いは様々です。楽しい旅の写真も掲載!
印刷職人は、なぜ訴えられたのか
ゲイル・ジャロー/著 幸田敦子/訳 あすなろ書房
(2011年)
イギリスの植民地だった頃のニューヨーク市が舞台。
横暴な政治に対して訴えた新聞を印刷したという理由で捕まった印刷職人がいました。
報道の自由をめぐって戦った人々、そして、後のアメリカ独立への一歩となった歴史的な話でもあります。
いのちの花 捨てられた犬と猫の魂を花に変えた私たちの物語
向井愛実(青森県立 三本木農業高等学校 動物科学科 卒業生)/著 WAVE出版(2014年)
ここ数年、メディアでも取り上げられることの多い“動物の殺処分”。骨は、ゴミとして扱われるそうです。この事実にショックを受け、高校生だからできることを何かしなくては!と立ち上がった青森県の女子高生。「いのちの花プロジェクト」は、骨を土にまぜて花を咲かせ命を循環させる活動のこと。本気で取り組んだ高校生の姿に、心動かされます。
高崎山のベンツ 最後の「ボスザル」
江口絵理/著 ポプラ社(2014年)
伝説になった一匹のサルがいました。名は「ベンツ」。恋に夢中になってボスザルから転落したり、800匹からなる敵群を消滅させたりとまさに波乱万丈の一生。たくさんの人たちの心をひきつけました。ニホンザルの世界は、なかなかおもしろい、再発見です。
天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々
メイソン・カリー/著 金原瑞人・石田文子/訳 フィルムアート社(2014年)
マルクスには金銭管理能力がなかった?ピカソはアトリエでたくさんのペットを飼っていた?ヘミングウェイは毎日書いた語数を記録していた?161人の天才たちの「意外?」「納得!」な毎日の習慣を綴った一冊!
インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日
中村安希/著 集英社(2010年)
「小さな声にそっと耳を傾けること。むしろ、それこそがコミュニケーションの核ではないか」昔聞いた先生の言葉に導かれるように、26歳の女性は旅に出た。行く先々での体験が、淡々と、でも強く迫ってきます。
※2010年全国課題図書(高等学校向け)。
カラフルなぼくら 6人のティーンが語る、LGBTの心と体の遍歴
スーザン・クークリン/著 浅尾敦則/訳 ポプラ社(2014年)
「この自分」は自分じゃない。誰でも一度は思うことかもしれません。たいていの人は、いつの間にか忘れたり、折り合ったりしてしまう「自分への違和感」。「キャラ」ならば、どこかで変えることもできるけれど、それが「性別」だったら?
「自分らしさ」のために苦しみ、考え、理解を求めた6人の、現在と過去を描いたノンフィクションです。