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とっておきの5冊の絵本

【2010年1月】とっておきの5冊の絵本

 

いつでも会える

菊田まりこ/著学研教育出版(1998年出版)

いつでも会える
全館所蔵

10年以上、人々を癒し続けている絵本です。ペットと飼い主のキズナや信頼、互いの深い深い愛情が胸に響きます。愛が欲しい人・感動したい人・泣きたい人は必読です!
1999年度ボローニャ児童図書展のボローニャ児童賞・特別賞受賞作。
※2007年出版本は、武蔵野台のみ所蔵。


   


わすれられないおくりもの

スーザン・バーレイ/作・絵小川仁央/訳評論社(1986年出版)

わすれられないおくりもの
 全館所蔵

大切な人を亡くした時人はどうやってその悲しみを癒すのでしょう…。
村の誰からも慕われていた年老いたアナグマはある日死んでしまいます。残された友の悲しみを癒したものはなんだったのでしょう。スーザン・バーレイの暖かい絵が心に残ります。
※中央館には英語版の絵本、武蔵野台にはビデオが所蔵されています。 


鹿よ おれの兄弟よ

神沢利子/作G・D・パヴリーシン/絵福音館書店(2004年出版)

鹿よ おれの兄弟よ
 中央・わかぎり・武蔵野台所蔵

その絵に、文章に、すべてに圧倒されてしまう絵本です。過酷なシベリアの大自然の中、またとないめぐみとしての大切な「鹿」への想いが、そして、命をいただくことへの畏敬の念がストレートに伝わってくる一冊です。 


ヘンリー・ブラウンの誕生日

エレン・レヴァイン/作カディール・ネルソン/絵千葉茂樹/訳鈴木出版(2008年出版)

ヘンリー・ブラウンの誕生日
わかぎり・武蔵野台所蔵

実話から生まれた絵本です。
奴隷であるために物として扱われ、家族も失ったヘンリー・ブラウン。彼は誰もが驚く方法で、奴隷からの解放に臨みます。その方法とは?
ヘンリーの心情が、ひしひしと伝わってくる、読み応えのある絵本です。
2008年コールデコット賞オナー賞受賞。 


月がくれたきんか

アナリーセ・ルッサルト/作ヨゼフ・ウィルコン/絵いずみちほこ/訳セーラー出版(1988年出版)

月がくれたきんか
 わかぎりのみ所蔵

月のきんかをめぐるミロとルドという対照的な2人のお話。おとぎ話ともいえる単純な内容ですが、人が求める「幸せ」について考えさせられる内容となっています。またウィルコンのなにかを暗示するかのような幻想的な絵も魅力。