「テーマな本」
【2016年3月】「テーマな本」
ひとつのテーマにそって、世界を深めてみませんか?
暖かくなる季節、じっくり読んでみるのも楽しいですね。
テーマ性の高い本たちを集めました。
ふむふむ おしえて、お仕事!
三浦しをん/著 新潮文庫(2015年)
テーマは、ずばり「特殊技能を活(い)かして仕事をしている女性たち」。
そんな16人の女性たちに『舟を編む』の著者・三浦しをんさんがインタビューしています。
「ふむふむ」こんな職業があるのか、この世の中には・・・。
おどろきの連続です。
※中央・わかたけ・武蔵野台ハードカバー版あり
大和言葉つかいかた図鑑
遠野凪子/著 ニシワキタダシ/絵 誠文堂新光社(2016年)
テーマは「大和言葉を使ってみよう」。
優しい響きの日本語「大和言葉」を身近な文例を使って紹介しています。
言葉の意味も丁寧に説明されているので、上品で思いやりのある言葉遣いに憧れる方にはおすすめです。
戦国武将の解剖図鑑
本郷和人/監修 エクスナレッジ(2015年)
テーマは「戦国武将がわかる!」。
戦国時代に活躍した54名の武将についてイラストと共に紹介しています。
「政治力・人望・財力・知力・統率力・武力」の6項目からなるグラフでは、武将としての力量がわかり興味深いです!
猫とわたしの七日間
秋山浩司/ 大山淳子/ 小松エメル/ 水生大海/ 村山早紀/ 若竹七海/著
ポプラ文庫ピュアフル(2015年)
テーマは「猫と過ごす七日間」。
今、CMや猫カフェなど、ちまたで大人気な猫。
ちょっと笑える話から切ない話まで、6匹の猫が、6つの謎を連れてやって来る。
さて、どの猫がお好みですか?
大人に質問!大人ってどのくらい大変なんですか?
みうらじゅん+児童館の子どもたち/著 飛鳥新社(2015年)
テーマは「大人に質問!」。
子どもたちの質問に手加減せず答える本。
回答の8割のくだらなさが、2割の輝く金言をひきたて、読む者に考察を促します。
「なぜ人間には意識があるんですか?」深遠な質問に感動します。
怪しい店
有栖川有栖/著 KADOKAWA(2014年)
テーマは「店にまつわるミステリー」。
ささいな手がかりから、店を舞台に起こった、不思議な事件を解き明かす、臨床犯罪学者とその相棒の、5編の物語。
映像化もされましたが、ぜひ活字でもどうぞ。
アンソロジーおやつ
阿川佐和子/阿部艶子/荒川洋治/安野モヨコ/池波正太郎/伊集院光/五木寛之/井上靖/内館牧子/内田百間/江國香織/尾辻克彦/開高健/角田光代/木皿泉/久住昌之/久保田万太郎/幸田文/小島政二郎/酒井順子/佐藤愛子/獅子文六/柴崎友香/東海林さだお/武田百合子/辰野隆/種村季弘/團伊玖磨/筒井ともみ/長嶋有/中村汀女/蜂飼耳/林望/藤森照信/古川緑波/三浦哲郎/南伸坊/向田邦子/ 村上春樹/森茉莉/森村桂/矢川澄子著 パルコエンタテインメント事業部 (2014年)
テーマは「おやつ」。
思わずにんまりしてしまうような、あま~い42篇。
あなたはどのおやつが好き?
食いしん坊にはたまらない、お腹が空いちゃうアンソロジー。
今日のおやつは何にしようかな。