図書館動物園
【2017年2月】図書館動物園
本の中に納まって棚に並んでいる間、彼らはそっと息をひそめて身じろぎもしません。
でも、たちまちページをめくると・・・・・・いきいきと動き始めます!
あなたも、そんな動物たちに会いに来てください。
危険動物との戦い方マニュアル
今泉忠明/監修・著 実業之日本社(2014年)
サバンナや砂漠に行く用事はないから大丈夫...なんてノンキに思っているとヤバイかもしれません。なにしろ福生駅付近にイノシシ出没、記憶に新しいですよね。敵を知れば危うからず!イラスト豊富で気軽に読めます。
珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命
田向健一/著 講談社(2011年)
犬や猫だけでなくカエルやトカゲ、サルなど100種類以上の動物を治療してきた獣医師の悪戦苦闘の診療日記です。様々な「珍獣」の治療例と動物の命について考える内容もあり、動物好きな方にはお勧めです。
まるまれアルマジロ! 卵からはじまる5つの話
安東みきえ/作 下和田サチヨ/絵 理論社(2009年)
卵から始まる物語には、私たちが生きていくための教訓がつまっています。オケラ、オオカミ、ハゲタカ、コウノトリ、そしてこの本のタイトルであるアルマジロ...ちょっと珍しい動物が主人公の5編を収録しています。
小やぎのかんむり
市川朔久子/著 講談社(2016年)
自分の星座がやぎ座で、表紙の小やぎがあまりにもかわいいのでこの本を選んでしまいましたが...表紙のイメージとは、まったく違い。
人はそれぞれ自分だけの悲しみを背負っていて、その悲しみを救ってくれるのもやはり人なんだと、改めて考えさせられる本。中3の夏芽が体験したサマーキャンプのお話です。
動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー
片野ゆか/著 集英社 (2015年)
環境エンリッチメント。飼育環境を充実させ、動物たちの精神的・身体的健康の向上を図る取組み。本書は実在する動物園で、環境エンリッチメントの概念で飼育する職員と、動物たちとのリアルストーリーです。
真夜中の動物園
ソーニャ・ハートネット/著 野沢佳織/訳 主婦の友社(2012年)
三人兄弟は走り続ける、空襲のあった村や町、森の中を...。安全な場所を探して。たどり着いたのは、小さな動物園。そこで一夜を過ごすことになった兄弟たちは驚きの体験をする。悲しみを乗り越えて生きようとする兄弟や動物たちの物語。
シャルロットの憂鬱
近藤史恵/著 光文社(2016年)
警察犬だったシャルロット。
引退後、引き取られた家の周りで起こるさまざまな事件を解決します。はじめはシャルロットにどう接すればいいか不安だった家族も事件を通して絆が深まっていきます。
ウォーリアーズ 1 ファイヤポー、野生にかえる
エリン・ハンター/作 金原瑞人/訳 小峰書店(2006年)
ペットとして暮らしていたラスティーは、偶然野生の猫と戦ったのがきっかけで、飼い猫としての猫生を捨てて、野生の群れへかえることになった。元飼い猫が、厳しくも誇り高い野生猫になれるのか?見習い猫の挑戦が始まる…。
グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~
荻原規子/著 中川千尋/挿絵 徳間書店(2012年)
子どもの頃、絵本の中のおしゃべり好きな動物たちと、身近にいる物静かな動物たちは、どちらも私たちの友人でありヒーローでした。あの時の心のまま、透明な気持ちで彼らと過ごしたくなるエッセイです。