LOVE×7!
【2015年7月】「LOVE×7!」
胸がドキドキしたり、キュンっとなったり、苦しくなったり、痛くなったり…。
LOVEいっぱいの7冊をお楽しみください。
放課後の音符
山田詠美/著 新潮文庫(1995年)
私と純一は、幼馴染み。女の子によくもてる、ちょっとてれ屋の彼は、私にだけは男同士のように話しかける。
なので私には解ってしまう。リエの彼に送る視線。彼女の視線が純一の持つ魅力を私に伝えてしまった。私は自分の心に気付いてたまらなくなった…。
※1989年刊行のハードカバー版は、中央・武蔵野台所蔵。
※1992年刊行の角川文庫版は、中央・わかたけ所蔵。
B・L・U・E・!
五十崎由記/著 アルファポリス文庫
(2012年)
モデル事務所に籍を置くユカは、最近ではオーディションも落選してばかり。
丸顔のせいだと気にするなか、同級生のコータが会うたびに“子ブタ”と呼んでからかってくる。
嫌なヤツと思いながらも、あることがきっかけで意識するように・・・。
色々な思いが巡る二人の夏の物語。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
七月隆文/著 宝島社(2014年)
京都の美大に通う青年は、ある日電車の中で美しい女性に一目ぼれ。
勇気を出して告白すると、なんとOKの返事が!
天にも昇る気持ちで初めてのデートをするが、なぜか急に彼女が涙をこぼしてしまう…
実は彼女にはある秘密があったのだ。
出会ったかけがえのない人を、今まで以上に大切にしたいと思える一冊です。
ひかりのメリーゴーラウンド
田口ランディ/著 イースト・プレス(2012年)
ぼくは委員長が好きだ――同級生の岡野くんに言われた中3のまゆ。
人はなぜ生きていて、なぜ死ぬの? お互いにしか理解できない気持ちを
共有しながら、生と死の交差点に立つ二人。美しさに満ちた、優しく清らかな作品。
※2005年刊行の理論社版は、中央・わかぎり・わかたけ所蔵。
ジェイン・エア 上・下巻
シャーロット・ブロンテ/作 河島弘美/訳 岩波文庫(2013年)
伯母の家や施設で、辛い子ども時代を過ごしたジェイン。家庭教師の職を得てソーンフィールドの館で平穏に暮らすうちに、主のロチェスターと思い合うようになるが、彼には大きな秘密があった…。自分の信じる愛の形を貫き通した女性の物語です。
※2006年刊行の光文社古典新訳文庫版は、中央のみ所蔵。
※1977年刊行の角川文庫版(『ジェーン・エア』)は、わかぎりのみ所蔵。
※1972年刊行の岩波文庫版は、中央のみ所蔵。
※1953年刊行の新潮文庫版(『ジェーン・エア』)は、中央・わかたけ・武蔵野台所蔵。
忘れないと誓ったぼくがいた
平山瑞穂/著 新潮文庫(2008年)
平凡な高校生が恋をしました。
その子は会った人の記憶から消えてしまう少女。
出会うたびに好きになっていくその子を忘れないようにする方法・・・
それは日々出会った思い出を記録に残すことでした。
自分の記憶から彼女が忘れ去らないように・・・
※図書館では2006年刊行のハードカバー版を、中央・わかぎり・わかたけで所蔵。
恋の終わりは、いつも同じだけれど…。
ライナー・マリア・リルケ/ほか作 森鴎外/ほか訳 くもん出版社(2014年)
恋や愛というものにも、さまざまな形があるかと思います。タイトルのとおり、ハッピーエンドというわけではないけれど、そんな、海を越えてやってきた恋の物語を、日本の有名な文豪・翻訳家たちがつむいでゆく。恋とは、愛とは何かを考えさせられる一冊です。