映像化された原作本
【2012年11月】 映像化された原作本
実写やアニメなど、映像化された本はたくさんあります。
今回は、中高生にぜひ読んでもらいたい映像化された5冊の原作本をご紹介します。
最悪のはじまり 世にも不幸なできごと1
レモニー・スニケット/著 宇佐川晶子/訳 草思社(2001年)
ボードレール三姉弟妹(きょうだい)の不幸は、ある知らせが届いたことから始まった。次々とふりかかる不幸に、命がけで立ち向かっていくが…。
あまりに不幸すぎる!でも、三姉弟妹の何があってもめげない心に、勇気をもらえる気がします。
全13巻。
※2004年『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』のタイトルで映画化。
武蔵野台でビデオ・DVDを所蔵しています。
アントキノイノチ
さだまさし/著 幻冬舎文庫(2011年)
遺品整理の会社で働く杏平は、日々、失われた命に直面している。そんな日常の中で、高校時代に在った「死」と「殺意」を思い出す。自らを心の病に陥れたその「死」と「殺意」に、杏平は向き合うことになるが…。
※2011年映画化。
※2009年刊行のハードカバー版は、中央・わかたけ・武蔵野台所蔵。
クローズド・ノート
雫井脩介/著 角川文庫(2008年)
香恵は、文具店で働く平凡な大学生。自室のクローゼットに前の住人のノートを見つけた。そのノートの内容は、香恵の平凡な毎日を少しずつ変えていくものでした。そして、文具店で知り合った石飛隆作。ノートの持ち主と香恵と石飛隆作、意外な真実がありました。
※2007年映画化。撮影に、福生市立中央図書館も使用されました。
武蔵野台にDVD所蔵しています。
コララインとボタンの魔女
ニール・ゲイマン/著 金原瑞人/訳 中村浩美/訳 角川書店(2003年)
古い大きな家に引っ越してきたコララインは退屈のあまり家の中を 「冒険する」ことに決める。そこで「どこにも通じていないはず」の扉を開けた彼女はその奥で「もう一人の」ママに出会う。少し奇妙だが自分によくしてくれるもう一人の住人たちによって彼女は退屈を忘れるが、次第にこの世界に危険なものを感じはじめる。
※2009年映画化。
34丁目の奇跡 MIRACLE ON 34th STREET
ヴァレンタイン・デイヴィス/著 片岡しのぶ/訳 あすなろ書房(2002年)
「わたしはサンタクロースです」と名乗る、クリス・クリングル。その風貌はサンタそっくり。しかし、周囲の人たちは彼を病気扱い。そんな彼の周囲で起こる素敵な奇跡。 人から与えてもらうことより、誰かに何かをしてあげたくなる…そんなクリスマスを過ごしたくなるはず。
※このお話は、2度映画化されています。
『34丁目の奇蹟』1947年、20世紀フォックスで映画化・アカデミー賞3部門受賞(白黒)。
『34丁目の奇跡』 1994年、20世紀フォックスで2度目の映画化(カラー)。
2作品とも、武蔵野台でビデオを所蔵しています。