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ことば

【2025年4月】ことば

普段何気なく使っている「ことば」は、どのように相手に伝わっているのでしょう。

新生活が始まり、言葉を交わす機会が増えるこの時期に、「ことば」について

じっくり考えてみませんか?

12音のブックトーク

こまつあやこ/作 友風子/絵 あかね書房(2024年)

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小学校の卒業式で仲間外れにされていたことに気づいた初奈はつなは、中学校入学後、クラスメイトとの接し方が分からなくなっていました。周りに嫌われないよう猫をかぶって過ごしていましたが、そんな生活に息苦しさを感じるようになります。

ある日、表紙が気になり手に取った本「ことだまメイト」を読んでいるうちに、自分も誰かと入れ替われたらいいのに、と思うようになります。

本当の自分でいたい「もう猫をかぶりたくない」そうノートに書いたとき…。

所蔵館:わかぎり、わかたけ、武蔵野台

  

そこに言葉も浮かんでいた 文芸部

おおぎやなぎちか/作 彩田花道/画 新日本出版社 (2024年)

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中学一年生の栞奈かんなは、放課後、公園のベンチに座ってぼーっとしていました。

なんかつまんない、これをがんばりたいというものもないし…、そんなふうに思っていたところに迷子のおばあさんがやってきます。声を掛けられるも話がかみ合わず、困った栞奈は大きなため息をつきます。すると、おばあさんが空を見上げてこう言いました。

「ため息の形なりけり春の雲」

この時は、この言葉の意味が分からなかった栞奈ですが…。

このおばあさんとの出会いが、平凡な自分は地道に歩くしかないと思っていた彼女の人生を大きく変えることになるのです。

所蔵館:武蔵野台

  

101人が選ぶ「とっておきの言葉」

朝倉世界一/イラスト 河出書房新社/編 河出書房新社(2017年)

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様々な分野で活躍している101人の「とっておきの言葉」を集めた一冊です。

新しい生活が始まり、慣れない環境に戸惑うこともあると思います。

そんな時に、ぜひこの本を読んでみてください。

誰かの「とっておきの言葉」があなたの背中をそっと押してくれるかもしれません。  

所蔵館:中央、わかぎり、武蔵野台



美しい彩りが伝わる色ことば辞典

ポーポーポロダクション/著 今日マチ子/イラスト 日本文芸社(2023年)

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日本には四季があり、季節によって空や海、花は様々な姿を見せてくれます。

いち早く春の訪れを告げる梅の花の色は「紅梅色」と呼ばれ、平安時代から使われている伝統色のひとつだそうです。

見たもの、景色にぴったりの色を表現できたら、より素敵に見えるかもしれませんね。

所蔵館:中央



あなたを丸めこむ「ずるい言葉」

貴戸理恵/著 WAVE出版(2023年)

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「どうせ無駄だからやめときなよ」「そんなこと思うなんておかしいよ」相手が何気なく放った言葉が心に引っかかり、モヤモヤした気持ちを抱えることは誰しもあると思います。

そんな時、あなたならどうしますか?

波風を立てたくない、自分が我慢すれば、そんな考えから抜け出す方法を本と一緒に考えましょう。

所蔵館:中央